読み屋(@Books_Yomiya)です。
あなたは普段どれくらいスマートフォンを使用していますか?
スマートフォンは便利なツールであることは間違いないですが、過度の使用はあなたの時間を奪われ、生産性を落とす元凶になってしまいます。
そして、スマートフォンは1日普段いったいどれくらいの時間使用されているのか?またそのデメリットは?について解説し、最後はデジタル断食の3つのすすめを紹介します。
スマートフォンを正しく使うことで、あなたの時間はスマートフォンに支配されずに済むかもしれません。
特に勤務時間中のスマートフォンの過度な使用は、私たちの注意力にかなりのマイナス影響を与える可能性があります。
それでは、平日のスマートフォンの使用量とデジタル断食のすすめを見ていきましょう。
2019年度の平日のスマートフォンの使用量
平均して1日3時間15分、スマートフォンを見ている
アメリカの統計調査になりますが、ほとんどの人は平日にスマホの使用に3時間15分も費やしていることが分かっています。 (RescureTime)
また、スマホユーザの上位20%に至っては、毎日のスクリーン時間が4.5時間を超えているとのこと。
アメリカの統計ですが、日本も同じような結果であることは間違いありません。
1日に58回もスマホをチェックしている
更に、ほとんどの人は、労働時間中に平均して58回もスマホをチェックしているとのこと。
スマホを手に取ることで、それまで行っていたタスクが分断され、集中力を奪われることが分かっています。
スマホを頻繁に見るという行為自体、あなたの生産性を落とす結果につながっているのです。
スマートフォンの過度の使用は生産性を落とす
勤務中のスマートフォンの使用はマルチタスクそのもの
最近はマルチタスクが生産性を落とすということが認知され始めました。
「勤務中のスマートフォンの使用=マルチタスク」に他なりません。スマートフォンの通知をチェックするだけでもあなたの生産性は低下するのです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
更に、以下の記事でも言及していますが、今集中していたタスクを一時中断してから、また元のタスクに戻るまでには平均して25分かかると言われています。(集中モードをいったん解除して、再び集中し直すためには多くの時間が必要なのです。いきなり脳はエンジンをかけられないということですね。)
脳というのはマルチタスクが苦手であり、タスクを切り替える際に脳に大きな負担をかけています。スマートフォンの通知をチェックするだけでも集中していた元のタスクが中断されるため、そのタスクに戻るためには多くの犠牲を払わなければならないのです。
従って、スマートフォンを勤務時間中に高頻度でチェックすることは、目に見えないかなりの時間を失っているのです。
デジタル断食の3つのすすめ
スマートフォンの使用”頻度”が多いことで、いかに自分の時間が奪われているのか、お分かりいただけたかと思います。
私たちがスマートフォンによって時間を奪われないように普段から心がけるとともに、スマートフォンの中身も工夫しましょう。これから紹介するデジタル断食の3つのすすめを実践することで、あなたの時間はより生産的で満足度の高いものになること間違いありません。
1.SNSアプリは削除かログアウト!
デジタル断食の一つ目の策としては、頻繁に通知の来るSNSアプリを削除するかログアウトすることにしましょう。
基本的に「自分が自発的にチェックしたい時だけログインする」という行動を習慣化することで、スマートフォンからの時間泥棒は予防できるでしょう。
無意識的かつ受動的に通知をチェックするという文化を改めるには、SNSのアプリを削除して、ウェブからのチェックにするほうが賢明です。
2.基本的にメールやLINEなどの通知はオフにする
デジタル断食の二つ目の策としては、PCのメールやLINEなどの通知も同様にオフにすることです。
特に仕事のメールは瞬時にチェックして返信したくなる気持ちもわかりますが、それはぐっとこらえてバッチのように処理(時間を決めて処理)するようにしましょう。
これも、あなたの時間を最大限有効活用するための策ですので、ぜひ実施してみて下さい。
3.ホーム画面をよりシンプルにする
デジタル断食の三つ目の策としては、スマートフォンのホーム画面をよりシンプルにすることです。
具体的には「気が散るようなアプリをホーム画面に配置しない」ということを心がけましょう。
SNSのアプリを削除できないよ、という場合にも有効です。ホーム画面から外し、わざとアプリにたどり着くまでの導線を長くしてやるのです。
そうすることで、「なんとなく(気の散る)アプリを開いてしまう」という行動を抑制することができ、スマートフォンを能動的に使うという行動を習慣化することができるようになるはずです。