読み屋(@Books_Yomiya)です。
目標設定は、プロジェクト計画には必要不可欠な要素です。
プロジェクトに限らず、自身の英語の勉強やダイエットなど、あらゆるところで必ず行っているのが目標設定。
目標とは、目的地のようなものであり、その目的地までの最短距離を設計することが目標設定と言えるでしょう。
この目標をうまく設定することができれば、あなたの生産性は確実に向上します。今回は、目標設定をする上で必要不可欠な要素「SMART目標」について、解説していきます。
ものすごく基本的なことですが、目標を設定する上では重要なので、ご存知の方も再認識しておきましょう。(参考記事:ProofHub)
SMART目標とは何か?
SMARTとは、Specific(具体的)・Measurable(測定可能)・Attainable(達成可能)・Relevant(関連性)・Time Bound(期限)の頭文字を取ったもので、目標達成のフレームワークです。
これらのフレームワークを活用することで、現実的かつ効率的に目標を達成することができるようになります。
それでは、5つのフレームワークについて1つずつ解説していきます。
1.Specific(具体的):目標が明確に定義されているか?
まず、目標というものは明確に定義されており、理解しやすいものである必要があります。特に、複数のメンバーがプロジェクトに取り組んでいる場合はなおさらです。
目標が具体的に定義されていないと、それぞれ各自で別々の理解をしてしまう可能性もあるためです。
従い、目標というものは5W(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ)で答えられるものがベストです。
例えば、「×:夏までにダイエットする」よりも、「〇:6月までに体重を5キロ落として海に行く」といった具合に具体的な目標設定をしたほうがより良い結果になることが分かっています。
2.Measurable(測定可能):目標が測定可能か?
目標というものは、数字がないと漠然としてしまい、自分のゴールがどこなのか最終目的地を見失ってしまいがちになります。従い、目標はなるべく測定可能なものにするようにしましょう。
「×:TOEICで高得点を狙う」よりも「〇:6か月以内にTOEICで800点を取る」といった具合です。
目標は必ず数値目標とする。これを徹底しましょう。
3.Attainable(達成可能):目標が達成可能か?
目標を設定する際、あまりに実現性の低い目標はうまくいきません。
ハードルが高すぎると、行動に取り掛かる初期はいいですが、途中で「無理だ…」と諦めるようになり、かえって自分のモチベーションやチームの士気も下がってしまいます。
従って、目標はあくまでも達成可能と考えられる範囲で決定しましょう。
4.Relevant(関連性):その目標が何に関連するのか?
設定した目標が何に関連するのか?
なぜその目標が組織や自分の利益になるのか?
その目標を達成することは何につながるのか?
このようなことを意識することでマインドセットができ、目標達成のための行動を続けやすくなると言われています。
従って、目標とその裏にある自分や組織の利益、目的などの関連性を一緒に考えておくことが計画を進めるうえで重要なファクターです。
5.Time bound(期限):目標達成までに期限が設定されているか?
期限のない目標というのは、言い換えると単なる希望でしかありません。
全てのプロジェクトや計画には期限が必要です。タスクや目標を期限付きとすることで、あなたが今何をやらなければならないのか把握することができるのです。
逆に期限のない目標は、「いつか頑張ろう」という思いだけで満足してしまい、目標を達成するための行動に移せない場合が多いのです。
必ず「○○までに□□を達成する」という目標の立て方を守るようにしましょう。
SMART目標とは何か?正しい目標設定のやり方まとめ
- 目標はSMART = Specific(具体的)・Measurable(測定可能)・Attainable(達成可能)・Relevant(関連性)・Time Bound(期限)で表現する。
- 具体的な数値目標かつ、いつまでにできるのか、さらにその達成可能なのかよく精査したうえで、なぜその目標が必要なのか?というところまで考えることで、達成の可能性がより上がる。
目標を立てる上では基本的だが重要なことなので、ぜひフレームワークとして活用しましょう。