読み屋（@Books_Yomiya）です。
勉強や読書、ダイエットなど成し遂げたいと思っていても、いつも続かない…という方が大多数だと思います。
それは自分の意志が弱いからだと思い込んでいませんか？
その認識は半分正しいし、半分間違っていると言えます。
実は、意志力というのは筋肉と同じように使えば使うほど消耗するというのが、研究によって明らかになっています。
更に、意志力というのは鍛えることもできるということも研究により明らかになっています。
根性論に頼ることなく、意志力をうまく使いこなし、鍛えることができればあなたの思い通りの人生を設計することができるでしょう。
意志力は使えば使うほど枯渇する
意志力は有限ではない！使うほどに消耗する
あなたの意志力は有限ではありません。実は使えば使うほど消耗するというのが現代の研究から明らかになっていることです。
例えばある大学の研究では、学生に焼きたてのチョコレートチップクッキーを食べるように招待しました。
しかし、招待した中の一部の学生に実際に食べてもらったのは、クッキーではなく、大根でした。大根をむしゃむしゃ食べるように頼み、その後、彼らに解決不可能な幾何学パズルを与えたそうです。
クッキーを食べた生徒は、平均20分間パズルに取り組みましたが、クッキーを我慢した学生たちは、平均8分後にあきらめたそうです。
最初のタスクでいくらかの意志力が使い果たされてしまい、2番目のタスクでは意志力がより少なくなることを示しています。
多くの研究でも、自制を必要とする行為に直面したとき、その後の自制を試すテストでは比較的成績が低くなることが明らかになっています。
つまり、意志力というのは使うほどに消耗していることを示しているのです。
こういう場合に意志力は消耗していく
意志力というのは些細なことでも消耗していきます。
例えば、「今日はどんな服を着ていこうか？」という判断をするだけでも徐々に意志力というのは消耗していくと言われています。
Appleの創業者であるスティーブジョブスが同じ服しか持っていなかったのは、服の選択のために意志力のリソースを割くことを極力避けるためだとも言われています。
また、人は１日のうちに意志力を３～４時間は使っていると言われています。
仕事中はもちろんたくさんの意志力を必要とし、その他でも、高カロリーな食事の我慢や、ポテトの代わりにサラダを注文したり、勉強や運動などの良い行動をするためにも意志力を消費しています。
意志力を温存するためのアイデア
意志力を温存し、自分を思い通り動かすためのアイデアとしては以下です。
- 判断する機会を減らして意志力を温存する
- 意志力自体を鍛える
意志力の鍛え方については、後日別の記事にて紹介します。
意志力を温存するためには、まず普段何気なく行っている選択を極力回避して、日々あなたの作った計画に沿って行動することをアメリカ心理学会でも推奨しています。
毎日やることのフローを殴り書きして、その通りに行動するのです。
そうすることで意志力に頼らず、自分に選択肢を与えず、考えた通りに行動することができます。
まず朝、今日一日をどのように過ごすか、実際に紙に書いてその通り行動する訓練をしてみましょう。
最初のうちは、その通りうまくいかないかもしれませんが、毎日書いて実践するうちに計画通りに行動を進めることに慣れてくるはずです。
意志力は使えば使うほど枯渇するまとめ
意志力は使えば使うほど枯渇するをまとめると以下となります。
- 意志力というのは筋肉と同じで使えば使うほど消耗する
- 意志力というのは訓練次第で鍛えることができる
- 意志力に頼らずに計画的に行動するのが、意志力の温存に役立つ
意志力とは得体のしれない何かではありません。
目には見えませんが、意志力というのは確実に量があり、使えば使うほど枯渇するものなのです。
