残業と生産性!週50時間以上の労働は効率が悪い話

  • 2019年12月30日
  • 2020年1月24日
  • 生産性

読み屋(@Books_Yomiya)です。

「残業しているのに仕事がなかなか終わらない」、「残業しているのになぜか思うように結果が出せない」などと悩んでいる方はいませんか?

日本のホワイトカラーの生産性が低いことが近年ニュース等でも報道され始めています。

残業して結果を出すというのは今では非常識になりつつあります。

むしろ、より良いアイデアというものは、デスクに向かっている時ではなくシャワー中などのリラックスした環境で得ているという研究結果があるくらいです。

残業に対する意識を変えて、質の高い人生を送るようマインドを変えていきましょう。

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残業しても思うような結果は得られない!週50時間以上の労働は避けましょう

週の労働時間が50時間までは、時間に単純比例して仕事のアウトプットを出すことができますが、50時間をしきい値としてアウトプットの量は下がり始めるのです。

このことから、最大でも1日2時間の残業として、それ以上の残業は極力控えるようにすべきと考えます。

スタンフォード大学による研究では、1週間の労働時間が50時間を超えると、1時間あたりの生産性が急激に低下し、55時間後には生産性が更に大幅に低下するため、それ以上仕事をする意味はないと考えます。
更に、週に70時間(またはそれ以上)働いている人は、実際には55時間働いている人と同じ量の仕事をしているのです。

https://www.entrepreneur.com/article/246270
http://ftp.iza.org/dp8129.pdf
労働時間とアウトプットの関係
労働時間の生産性

なぜ残業するほど生産性が下がるのか?

数々の研究や書籍(スタンフォードの自分を変える教室やってのける)でも明らかにされていますが、私たちの意志力や集中力は、筋肉と同じで使えば使うほど疲労してしまいます。

例えば、「朝どの服を着ていこうか?」という判断さえも、私たちは意志力や集中力を消費しており、こういう自分の判断を一日のうちにいくつも繰り返すごとに自分のリソースは消耗していくのです。

スティーブジョブスもこのことを心得ており、「同じ服しか持たない」など、自分の意志力をなるべく重要なことに充てるよう工夫していたとのことです。

従って、仕事をすればするほどこれら意志力などは消耗していき、やがては枯渇して自分の判断が遅くなったり、ミスを犯しやすくなります。

残業するほど生産性が下がっていくのです。

残業と生産性!週50時間以上の労働は効率が悪い話まとめ

労働時間とアウトプットは単純に比例しないことが分かりました。

  • 週に50時間以上働くと、時間当たりの効率が落ちる
  • 更に週に70時間働いても、時間当たりの効率が悪いため55時間働いているのと同じアウトプットしか出すことができない。

私たちが取るべき戦略は、基本的には残業をしないで、いかに仕事の効率を上げられるか?ということを常に意識して実行していくことが重要です。

特に日本では労働者人口がこれから激減していくため、一人ひとり生産性の高い仕事を求められるのは必然となるでしょう。

残業して仕事を無理やり完了させるのではなく、プロセスを簡略化したり、自動化していくような視点を持ち続けることが重要なファクターと言えます。

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